幹線改修工事で
IH対応マンションに
オール電化やIHクッキングヒーターによる電気需要上昇に設備改修を多数ご相談いただいております。環境志向によるオール電化設備やIHクッキングヒーター導入、新たな家電製品の普及や大型化などにより、住戸あたりの電気使用量は、ガス、灯油などの主要エネルギー全体量の50.6%を占めるほどの増加傾向にあります。入居者のみなさまの快適な暮らしを実現するためにも、また重大事故を未然に防ぐためにも、幹線改修工事をご検討ください。
快適なマンションライフの
ポイントになる
電気幹線設備改修工事
近年、電気幹線設備の設備老朽化や、IHクッキングヒーターを始め、新たな家電製品の需要拡大による電気使用量増加に伴い、幹線改修工事の問合せが急増しています。エネルギーパワーでは電気設備工事の多くの実績を元に、個々の建物の現場環境に応じて最適な施工をさせていただいております。
当社の施工実績
物件名:ハイネス塚本
所在地:大阪府大阪市
総戸数:52戸
工事名:電気幹線設備改修工事
【電気幹線設備の更新】
幹線ケーブルの取替えのほか、配電盤、住戸内の分電盤へ交換、希望者には専用コンセントや感震ブレーカーの設置、IHコンセントの設置
物件名:城の宮第一住宅
所在地:兵庫県加古川市
総戸数:280戸
工事名:電気幹線設備改修工事
引込開閉器盤、電気幹線ケーブルのIH対応化改修・工事
オプション:住戸内分電盤・IH専用回路の増設
物件名:夙川台グリーンマンション
所在地:兵庫県西宮市
総戸数:63戸
工事名:電気幹線設備改修工事
幹線ケーブルの経年劣化による更新にあわせ、IHクッキングヒーターを全戸導入できる電気容量への更新。
※事例に掲載の写真はイメージです。
時代にあった電気容量を満たし
入居者のみなさまの
快適な暮らしを実現
マンション建設時に設計された各住戸の契約電気容量の上限を想定しているため、当時と現在の使用電気容量に大きな隔たりがあります。近年はオール電化の普及も有り、ガスや灯油と比べ、電気のシェアが格段に増えております。
また新しい家電製品にも相応の電力が必要であり、これまでの上限設定を超える電力量を必要とするマンションが多数見られます。これらの対応策として、共有部の幹線工事と各住戸内の室内配線工事の両方を提案しています。
電気幹線改修に合わせた
IHクッキングヒーター
導入も可能です!
共有部の幹線改修工事、電気容量の増加などの設備工事と合わせて導入をオススメしております。
高齢者が安全に扱える家電製品は、ユーザー様にとっても、見守るご家族にとって安心な製品と言えます。
IHクッキングヒーターは、使い勝手の良さに加え、この安心感という大きなメリットを備えています。
IHクッキングヒーター
導入の5つのメリット
1 | 火を使わない 安全安心 |
火を使わない 安全安心 |
火を一切使わないため、消し忘れや元栓の閉め忘れの心配が解消されます。 着火による怪我や火事の心配もありません。鍋底だけを熱する特性のため、火傷のリスクも抑えられます。 |
---|---|---|---|
2 | 200Vの 大火力で 加熱が早い |
200V電源の供給による大火力で、毎日のお料理がさらに美味しくなります。 その一方で、温度調整がワンタッチで可能なため、「とろ火」も効果的に利用できます。 | |
3 | キッチンが 暑くない |
火をつかわないため、余熱が拡散せず、キッチン全体の温度上昇を抑えられます。 夏場は冷房や扇風機をかけながら調理をしてもお料理に影響はありません。 | |
4 | 空気が キレイに快適 |
火を使わないので、二酸化炭素や水蒸気の発生も防ぎ、結露の予防やシックハウス症候群の原因でもあるカビやダニの発生も予防します。 | |
5 | お手入れが 簡単 |
シンプルな構造のためメンテナンスも簡単です。フラットな天板は一拭きで汚れを取り除けますので、大掛かりな掃除は不要です。 |
国土交通省の
「長期修繕計画作成ガイドライン」※
による改修修繕で
負担が大幅に軽減
電気幹線設備の修繕周期は30年
各電気幹線設備の改修基準は、設置からの耐用年数でガイドラインが定められています。
これまで、配線用遮断器は15年、電線・ケーブルは布設状況による目安耐用年数は15~30年が通例でしたが、平成20年6月に発行された国交省策定の「長期修繕計画作成ガイドライン」により、幹線ブレーカーなどの配電盤類の取り替え、そして幹線ケーブルなどの幹線設備の取り替えは、ともに30年を目安にした取替えが推奨されています。
これにより、不要な修繕機会での費用発生が抑えられるだけでなく、計画的に集約した工事が可能になったため、総費用軽減はもちろん、入居者様へのご不便の軽減も実現しました。
※長期修繕計画を作成するための基本的な考え方及び「長期修繕計画標準様式」を使用して作成方法を示したガイドライン。
長期修繕計画ガイドラインの考え方
マンションの快適な居住環境の確保、資産価値の維持・向上を図るために、適切な長期修繕計画を作成し、修繕積立金を積み立てることが必要。長期修繕ガイドラインにより、修繕計画の内容及び修繕積立金額の設定について合意形成をおこないやすくするもの。
[様式第3-2号]
推定修繕工事項目、修繕周期の設定内容
推定修繕工事項目 | 対象部位等 | 工事 区分 |
想定 している 修繕 方法等 |
||
---|---|---|---|---|---|
12.電灯設備等 | |||||
① 電灯 設備 |
共用廊下・エントランスホール等の照明器具、配線器具、 非常照明、避難口、通路誘導等、外灯等 |
取替 | 15年 | ||
② 配電 設備 |
配電盤、プルボックス等 | 取替 | 30年 | ||
③ 幹線 設備 |
引込開閉器、幹線(電灯、動力)等 | 取替 | 30年 | 幹線・引込開閉等の取替(容量増) | |
④ 避雷針 設備 |
避雷針、ポール・支持金物・誘導・接地極等 | 取替 | 40年 | ||
⑤ 自家発電 設備 |
発電設備 | 取替 | 30年 |
25,000戸をこえる改修工事にご満足をいただいております。
大阪、兵庫、京都をはじめ、関西一円のマンションやビルでのLED照明への切り替えや電気幹線改修工事が、ご評価をいただいております。改修工事後の保守、点検などを含め、今後も各施設で長いお付き合いによりさらなる信頼関係の構築を目指します。
導入前にマンション内の
電気設備をご確認ください
各住戸、入居者のみなさまに安全で快適な電気を供給するためには、日頃はあまり目にしない共有部の電気幹線設備の適切な維持管理が大切です。
図のようにマンションの幹線ケーブルは、一般的に2つの形式で接続している「屋内変圧器」型。もしくは、電柱に設置された変圧器と接続している「柱上変圧器」型です。
いずれも、幹線ブレーカーは共有部であり、管理組合様による維持管理が必要になっています。
屋内変圧器
マンション電気室内に設置された幹線ブレーカーとそこから接続された電気室内トランスへのケーブル、そして各住戸の電力メーターへと繋がるケーブルについての維持管理が必要です。
柱上変圧器
配電盤内の幹線ブレーカーを中心に、電柱に設置された変圧器へと延びる幹線ケーブルと、各住戸の電力メーターへと繋がるケーブルについての維持管理が必要です。
見逃しがちな劣化を
的確に調査し対応策をご提案
共有部の電気幹線設備は日頃目に見えない場所に設置されているため、劣化状況の調査確認がまず重要になります。
当社では専門の検査技師による調査で、幹線ブレーカーや幹線ケーブル、ヒューズ式ブレーカーなどの交換や的確な対策をご提案しております。
また、各住戸内への漏電遮断機能付き分電盤の取り付けや、ヒューズ式ブレーカーからノーヒューズ式への変更なども検査確認後おすすめしております。
幹線ブレーカー
幹線ブレーカーは、とくにケーブル接続部分のサビの発生やほこりの付着により加熱や不動作を導き、焼損やケーブル事故に繋がる場合があります。
ヒューズ式ブレーカー
ヒューズ式ブレーカーでは、ヒューズの溶断による長時間の停電事故となる場合があります。また、ヒューズや機器の取替えには時間を要します。
幹線ケーブル
幹線ケーブルは、幹線経路の接続部分を中心に検査します。漏電や感電により火災発生にも繋がるヒビや割れのほか、水の侵入による劣化の有無を確認し、今後の対策をご提案します。
実際の対応例
ノーヒューズ式ブレーカーへ
ヒューズ式ブレーカーのメンテナンスは、電気工事士による交換作業が必要です。また、交換ヒューズも入手困難な状況であり、復旧までに数ヶ月必要な場合も発生しています。費用面や入居者様への負担をご考慮いただき、ぜひノーヒューズ式への交換をご検討ください。
メインブレーカーおよび漏電遮断機能付き分電盤への交換(専有部)
メインブレーカー未装着の場合、主幹線への負荷が増加し損傷する可能性が考えられます。また、漏電による人体への感電や重大事故防止の予防には漏電遮断機能は欠かせない装備として、交換取付けをご提案しています。